BBC NEWS | Asia-Pacific | Australia's 'sorry day' marked
オーストラリアでは、1910年代から70年代まで、原住民族アボリジニーを未開の民とみなし、アボリジニーの子供を引き離して白人家庭の養子として育てる同化政策を採ってきた。長い年月に渡るこの政策により、数千人のアボリジニーの子供達が家族と引き離され、アボリジニーの文化そのものが破壊された。この出来事に対する1997年の調査の結果、「謝罪の日(Sorry Day)」が設けられた。オーストラリアが、このことを忘れないためである。 しかし、ハワード首相自身は謝罪することを繰り返し拒否している。今日のオーストラリアは過去の政策に対して責任を有しないと主張して。 だが、彼の政府は、盗まれた世代と呼ばれる人々に遺憾の意を表しており、先住民の被った不利益と和解に取り組む責任を果たした。 幼くして家族と引き離された「盗まれた世代」が受けた傷は深い。キャンペーンを展開する人々は、この政策は伝統や言葉を消し去る目的があったのだろうと考えている。 調査レポートは、公式謝罪が大事なポイントになると考えている。謝罪が、原住民と非原住民とのコミュニティが和解する手助けになるからだ。 オーストラリア人権と機会平等委員会による調査レポートの発行から1年後の1998年、謝罪の日が実施された。
by kiyoaki.nemoto
| 2005-05-29 08:03
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