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「武士は食わねど高楊枝」を実証?
YOMIURI ON-LINE / サイエンス

江戸時代の話である。
江戸時代の武士は歯磨き熱心で、虫歯も庶民に比べて少なかった――。そんな研究結果を、長崎大大学院医歯薬学総合研究科の小山田常一助手らがまとめた。

 福岡県内の遺跡から出土した武士や庶民の歯を調べた成果で、武士の歯には歯磨きの跡があるとともに、庶民に比べ虫歯が少ないことが確認できた。
(中略)
 その結果、武家階級では虫歯は全体の7・9%だったが、庶民階級では12・2%と高かった。最も虫歯になりやすい歯根部を40~59歳で見ると、武家階級の虫歯は6・2%なのに対し、庶民では12%にもなった。

 さらに、歯磨きしたことを示す磨いたような跡が武家階級では多く見られたのに対し、庶民階級ではほとんど見られなかった。また、男性のほうが女性よりも熱心に歯磨きをしていた跡があるという。

武士がお腹を空かせていたかどうかはともかく、江戸時代の武士は歯磨きをマメにしていたらしい。
ちなみに、歯ブラシには木片の端をつぶして房状にしたものを使い、細かな砂を歯磨き粉にしていたと考えられて居るそうだ。
by kiyoaki.nemoto | 2005-05-08 02:22 | ニュース
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