カテゴリ:自然科学( 40 )
火星の夕暮れ
火星の「青い」夕暮れ…NASAが画像公表 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

火星の空は赤く、夕暮れは青い。地球とは対照的な光景です。米火星探査車スピリットの高解度カメラが撮影した珍しい火星の夕暮れ=NASA提供地上の風景地球の空が青いのは、大気の主成分である酸素や窒素の分子サイズが太陽光を散乱(レイリー散乱)する結果、丁度青い波長の光が散乱され、目に飛び込むためだそうだ。
夕焼けは太陽が斜めに大気に差し込むため、太陽光は大気を長距離に渡って通過するうち、青い光が散乱で取り除かれてしまうためであり、地球の光景は大気が作り出しているとも言える。

火星には地球のような分厚い大気がない。代わりに、舞い上がる砂埃の粒が長波長の赤い光を散乱して大気が赤く見えるという。同様に、夕焼けは赤い光が取り除かれるので、青く見えるという訳だ。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-06-19 07:24 | 自然科学
気象庁が海洋のCO2吸収量を実測
CO2:海の吸収量を解明 太平洋亜熱帯海域で、年6000万トン--気象庁調査

気象庁が太平洋の亜熱帯海域(北緯11~30度、東経130~165度)での二酸化炭素吸収量を実測した。1981年から年6回、海洋気象観測船で海面近くの海水中のCO2濃度を観測してきたもので、海洋が二酸化炭素を吸収して温暖化を抑制するとの従来の予想を裏付ける実証データが得られた。
観測対象は全海洋面積の3%だが、実測データから推定される二酸化炭素吸収量は年間推定吸収量の2.7%と、ほぼ面積比に合致したという。
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04年までの調査から、北緯11度以北の亜熱帯海域のデータを分析したところ、海水温とCO2吸収量に一定の関係があることが判明した。気象衛星が観測した海水温のデータを基に計算すると、この海域の吸収量は年約6000万トンだった。この量は日本の年間排出量の約5%に当たる。

調査海域を見ると、日本の国土より遙かに広い面積だが、この海域が吸収できる20倍もの炭酸ガスを毎年日本が排出している。勿論、日本だけの話ではないが、そう考えるとますます温暖化を食い止めるのは難しいと感じてしまった。

参考:全国地球温暖化防止活動推進センター
関連:【消えた湖(シベリア編)】
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by kiyoaki.nemoto | 2005-06-07 19:11 | 自然科学
消えた湖(シベリア編)
温暖化が影響か、シベリア西部の大型湖1000個減る : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

シベリア西部の永久凍土(ツンドラ)地帯に広がる大型湖の数が、1970年代以降、1000個も減少していることが米カリフォルニア大などによる衛星画像の研究で判明した。
研究チームによると、米航空宇宙局(NASA)の衛星ランドサットが撮影した73年の画像で確認された40ヘクタール以上の面積を持つ大型の湖は1万882個。

 これに対して、ロシアの衛星が同じ場所を撮影した97~98年の画像では、同規模の湖は9712個に減少していた。面積が縮小しただけでなく、125個は完全に消失していたという。

温暖化でシベリアの湖が消えるのは、永久凍土層が無くなることで水が地下に浸透してしまうからだ。また、気温が上がると地表の水分の蒸発量も増加する。年間降水量が200ミリ程度のシベリアに湖沼が多く見られるのは、この低温があってこそである。

尚、永久凍土層が健在な北部シベリアでは、湖の総面積は増加しているという。(参照
当該地域でも永久凍土の融解が始まっている可能性があるものの、湖の排水を促進する段階にはまだ到達していないと考えられる。


関連:【一晩で湖が消える ロシア
関連:【気象庁が海洋のCO2吸収量を実測
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by kiyoaki.nemoto | 2005-06-05 16:50 | 自然科学
ボイジャー1号、太陽系外縁部に到達 NASA
CNN.co.jp : ボイジャー1号、太陽系「最後の辺境」へ NASA - サイエンス

NASAの発表によると、地球から最遠の探査機であるボイジャー1号が、遂に太陽圏(太陽風の及ぶ範囲)の先端に到達したらしいことが分かった。
ボイジャーの現在位置は地球から約140億キロで、太陽─地球間の距離のおよそ90倍以上あり、1年平均で5億キロのスピードで移動中だ。

探査機の位置
太陽圏(ヘリオスフィア)は、太陽風と星間物質がせめぎ合う場所で、恒星系と恒星系の狭間である。ボイジャーがここに到達したと考えられる理由は、周囲の太陽風の速度を計測した結果だという。ボイジャーが観測能力を今も持っていただけでも驚きだが、遂に太陽系を飛び出そうとしているボイジャーのことを考えると、宇宙戦艦ヤマトが太陽系に別れを告げた時程の感傷すら覚えてしまう。

参考:日本惑星協会
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by kiyoaki.nemoto | 2005-05-26 20:52 | 自然科学
重力レンズで太陽系外惑星を発見
Chosunilbo : Daily News in Japanese About Korea

重力レンズと言えば、遠方の銀河などの光が手前にある物質の重力で曲げられ、目に入る仕組みのことだが、韓国人研究者を含むチームが重力レンズ効果を利用して、1万5千光年離れたところにある、太陽の3分の1の大きさの惑星を検出することに成功したそうだ。

これまで、太陽系外惑星は100個以上の存在が確認されているが、やはり地球からの距離が伸びると確認が難しくなる。光学的観測では数百光年先の観測が限界かと思っていたが、重力レンズの利用というアイデアが惑星レベルに適用されたとは、驚きと言うべきだろう。そしてなにより、これまでとは桁違いに遠方の惑星の存在を証明できたことが偉業に値する。

参考:【500光年先の惑星を直接観測に成功 NASA
参考:【太陽系外惑星の撮影に成功
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by kiyoaki.nemoto | 2005-05-25 16:51 | 自然科学
ブラック・ホールの衝突を観測か NASA
Eberly College of Science | Scientists Watch Black Hole Born in Split-Second Light Flash


イメージブラック・ホール誕生の瞬間に発生するといわれているガンマ線バースト(短時間の放射)をNASAのスイフト衛星が観測した。通常観測されるガンマ線バーストは2秒程度の持続時間のものが多いが、今回観測されたガンマ線バーストの持続時間は50ミリ秒と非常に短かったことから、超新星がブラック・ホールになった瞬間ではなく、ブラック・ホール同士の衝突が起きたのではないかと考えられているそうだ。

根拠の一つが、残光の短さ(約5分)であり、もう一つの根拠は観測地点が銀河系に近いことである。残光は超新星(極超新星)がブラックホールになる場合だと数日間程度観測される。それだけ、周辺物質が残っているからだが、周辺物質がほとんど無い中性子星やブラック・ホール同士が衝突すれば、残光時間の短さの説明が付くだろう。

また、発見された場所が27億光年先ということは、27億年前の姿を見ていることになるが、宇宙の年齢を137億年とすれば既に110億年経った宇宙での出来事となる。星は既に十分進化しており、ブラック・ホールも出来ていても不思議はない、という話になる。

以上の理由から、ブラック・ホール同士(あるいは中性子星同士でもいいが)の衝突だった可能性は高そうだが、そうであればブラック・ホールの成長を間接的に支持するものだとも言えよう。銀河中心にある巨大ブラックホールと恒星クラスの小型のブラック・ホールの中間型があまり見あたらないことがブラック・ホールの成長の謎だったが、成長の裏付けになりそうに思う。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-05-19 22:28 | 自然科学
鳥類が「一夫一妻」なのは?
MSN-Mainichi INTERACTIVE 科学

哺乳類には「一夫多妻」や「乱婚」が多いが、鳥類は9割以上が「一夫一妻」だという。毎日新聞のコラムに、こんな話が載っていた。

両者の違いを分けるのは、オスが子育てに協力するかどうか、だそうだ。
立教大理学部の上田恵介教授(鳥類学)は次のように理由を説明している。

「一夫一妻の鳥は巣が高所にあるものが多く、ヒナのエサは親鳥が運んでこなければならない。オスもメスもエサを運んだ方が、ヒナはよく育つ。そうやって進化した結果、一夫一妻になった」と上田さん。実際に、ヒナの生まれた巣からオスだけを排除すると、ヒナの成長が悪くなるという実験もあるという。

 一方、地上に巣を作るキジやクジャクのヒナは、生まれてすぐに歩き出す。ヒナはメスの後をついて歩き、エサを探す。子育てに縛られないオスは、遺伝子をより多く残そうと別のメスを探す。


なかなか示唆に富む話ではないだろうか。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-05-14 02:10 | 自然科学
太陽のいたずら「水平環」観測される
*astroblog
珍現象 伊豆諸島・八丈島で「水平環」観測 -Yahoo News

5月11日に、日本列島の複数の地点で「水平環」と呼ばれる珍しい現象が観測された。写真を見ると分かるように、通常の虹とは全く違う位置に「虹」が見えている。

気象庁によると、この水平環は上空の冷たい空気で薄い氷晶の雲が出来たときに観測され、年に数回しか見られない珍しいものだそうである。

この日、水平環が観察されたのは東京都・八丈島の他、島根県、京都府・丹後半島、三重県津市など。
気象庁では、「全国的に気温が低く、地表に近い雲の中に氷の結晶ができるなどの条件がそろったため、複数の場所で見られたのではないか」とコメントしている。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-05-12 15:53 | 自然科学
大腸がん:野菜や果物の摂取、予防効果なし 厚労省研究班
MSN-Mainichi INTERACTIVE 今日の話題
MSN-Mainichi INTERACTIVE 今日の話題


「肉ばかり食べると大腸ガンになりやすい」というこれまでの通説は誤りだったようだ。
野菜や果物を積極的に食べても大腸ガンが抑えられるわけではない、という研究結果が、厚労省の研究チームにより発表された。
研究班は90年と93年、岩手から沖縄まで全国8県の40歳から59歳の男女計88652人にアンケートし、野菜と果物を食べる量を聞いた。その後、7年から10年間追跡調査し、大腸がんにかかったかどうかを確認した。

 野菜の量が少ないグループから多いグループまで全体を四つに分けて調べると、大腸がんになった人の数は、どのグループでも年間1000人に1人前後で統計的に差がなかった。果物の量でも4グループに分けて分析したが、大腸がんになった率に差はなかった。

野菜嫌いの人にとっては、良い言い訳になりそうに聞こえるかも知れないが、野菜が胃がんや心臓病、糖尿病の予防には有効であることには変わりない。
尚、大腸ガンの予防には、「飲酒を控える、積極的に運動するなどがよい」(研究チームの坪野教授)とのこと。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-05-10 00:03 | 自然科学
土星に新衛星12個発見 すばる望遠鏡
MSN-Mainichi INTERACTIVE 科学

新発見の不規則衛星 S/2004 S11 が画面中央を瞬きながら移動。(3枚)デービッド・ジューイッツ米ハワイ大教授のチームがハワイ・マウナケア山頂にある日本のすばる望遠鏡の広視野カメラを使い、昨年12月に土星を観測。
その結果、新たに衛星を12個発見した。これまでに知られている34個と合わせ、土星の衛星は46個になる。

衛星の大きさは推定で直径3~7キロで、土星最大の衛星タイタン(直径約5150キロ)などと比べると超ミニサイズ。

 12個のうち11個は、主な衛星とは反対の方向に回っている。最も近い衛星でも土星から約1700万キロ離れている点から、土星と一緒に形成されたのではなく、後から土星の重力に引き寄せられて衛星になったのではないかとチームはみている。

ジューイッツ教授のチームは、今年3月にハワイのジェミニ北望遠鏡などで再確認し、今回の発表となった。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-05-09 02:08 | 自然科学
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