カテゴリ:自然科学( 40 )
他人の不幸を喜ぶのは女性より男性?
Oddly Enough News Article | Reuters.co.uk
CNN.co.jp : 「他人の不幸を喜ぶ」傾向、男性に強いと 英研究

他人の不幸は蜜の味」とは誰が言い出したものかは知らないが、ヨーロッパには、ずばり、そのものを表す単語があるそうだ。ドイツ語のSchadenfreude「誰か他の人の不幸によりもたらされる悦び」である。この単語自体ポピュラーなものらしく、英語でも通じるほか、元々英語だと思い込んでいるイギリス人もいるとか。

かように普遍的に見られる感情Schadenfreudeであるが、これには男女差があるということがロンドン大学の研究チームにより判明した。
チームではまず、32人の男女に参加を求め、俳優が演じる4人の相手と金銭のやり取りをするゲームをしばらく続けた。俳優には、借りた金をしっかり返す誠実な相手と、ほとんど返さないずるい相手をそれぞれ演じさせたという。

続いて、相手役の4人に軽い電気ショックを与え、この場面を参加者グループに見せながら脳をスキャンする実験を行った。その結果、男女の反応に大きな差がみられたという。

好感を持った相手が苦痛を受ける場面では、男女とも「共感」や「痛み」を感じる部分が活発に反応し、同情を感じていることが分かった。しかし、きらいな相手が苦しんでいる姿を見せると、男性では共感の反応がまったくみられず、褒美を受けた時のような満足感が目立って増大した。一方で女性は、弱いながらも共感を示していたという。

また、アンケートの結果からも、男性の方が復讐心が強いことが示されたという。

これだけでは研究不十分とのことだが、思い当たることもある。
  • 女性はすぐ「可哀相。」などと言って、第三者にも同情心を示しがち。
  • 女性は子供の頃から世話好きに育てられるので、共感能力が高まるのかも?
  • 復讐してでも家名を残せるとした文化の存在。家名を継ぐのは通常男子のため、復讐を自らの使命と考える者も少なからずいた筈。

    社会的要因を考えただけでも、関連しそうな事柄は幾つかあるように思うのだが、どうだろうか。
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  • by kiyoaki.nemoto | 2006-01-20 20:58 | 自然科学
    エベレストの標高は8844.43メートル
    asahi.com: 「エベレスト、3.7m低かった」中国が測定結果を発表-サイエンス

    中国国家測量局が9日発表したところによると、チョモランマ(エベレスト)の標高はこれまで公式とされてきた8848メートルよりも低い8844.43±0.21メートルであることが明らかになった。(雪氷部分を除く。)
    c0026624_925177.jpg
    チョモランマの標高については、インドや中国による測定以来、8848メートルの数字が使われてきたが、近年、アメリカなどがこれよりも高い数値である可能性を指摘。今年になって、中国がGPS機器を山頂に置き、精密な測定を行う計画を進めており、その結果発表が待たれていた。

    チョモランマの標高について、わざわざ低い数値を発表することになるのは残念なのではないかという気もするが、この結果によって世界の最高峰の座が移動する訳ではない。中国自身が正確な測量技術を持つことを示す意義の方が大きい。
    また、ヒマラヤ山脈自体が隆起を続けていると言われており、正確な測量が可能になれば、今後はその隆起量も直接測定できるようになるだろう。
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    by kiyoaki.nemoto | 2005-10-10 09:23 | 自然科学
    第10惑星候補を発見
    太陽系惑星:「最も遠い10番目」を発見 NASA研究所
    Excite : 太陽系10番目の惑星発見=NASA発表
    三菱電機 DSPACE/2004年4月コラムVol.1[セドナが第10惑星になれない理由:林公代]

    NASAとカリフォルニア工科大学のマイク・ブラウン准教授の研究グループが、「2003UB313」という天体が冥王星より大きな「惑星」であることを発見したと発表した。マイク・ブラウン准教授は「セドナ」を発見したことでも有名だが、「クワーオワー」も「セドナ」も冥王星より小さな天体であった。従って、これらが惑星に昇格することは今後も考えにくい。
    しかし、今回発見された「2003UB313」の直径は、冥王星の1.5倍と見られており、これが惑星として認知されれば、1930年の冥王星の発見以来のこととなる。

    電話会見したブラウン准教授によると、太陽からの現在の距離は約145億キロ。冥王星の太陽からの平均距離より2倍以上遠い。現在は最も離れており、最も近づくと53億キロになる。軌道はだ円で、太陽系の軌道面から約45度も傾いている。
    c0026624_1281550.jpg

    惑星かどうかの審議は今後、国際天文学連合が行う予定だが、結論を出すまでには数年かかりそうだということだ。
    現在、太陽系の惑星の定義については、以下の2点を満たすことが求められるのが普通だ。
    主流な惑星の定義
  • 冥王星より大きいこと。
  • 質量が軌道総質量の過半数を保持していること。

  • 最初の条件を満たしているかどうかは比較的分かりやすいが、もう一方の条件を確認するには、軌道を確定して、その軌道上に他の天体がないか調べる必要がある。遠方のエッジワース・カイパーベルト天体では、その確認に手間取ることが多く、「セドナ」やクワーオワーはこの点でも惑星の資格があるか怪しい。
    だが、「2003UB313」の軌道は黄道から大きく離れている。この点が「2003UB313」が発見されにくかった理由の一つと考えられるが、もしかすると、これが幸いし、確認作業が順調に進むかもしれない。
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    by kiyoaki.nemoto | 2005-07-31 19:32 | 自然科学
    地球ニュートリノ検出に成功
    河北新報ニュース 地球ニュートリノ検出 東北大国際チーム 世界初
    asahi.com: 素粒子ニュートリノ「地球生まれ」初検出 東北大チーム

    c0026624_21251998.gif28日付ネイチャー誌によると、東北大大学院理学研究科などの国際研究チームが地球内部の放射性物質の崩壊で生じる素粒子「地球ニュートリノ」の観測に世界で初めて成功した。
    太陽起源の太陽ニュートリノや原子炉などから出るニュートリノよりも弱いエネルギーを持つ地球ニュートリノの検出は難しいとされるが、東北大の鈴木厚人教授等の国際チームがカミオカンデ跡地に設置した装置「カムランド」を用い、ウランやトリウム崩壊時に出る地球起源のニュートリノの検出に成功した。

    鈴木さんらは、原子力発電所からのニュートリノや装置内の不純物でできる「偽の信号」など、まぎらわしい低エネルギーの「雑音」を解析。02年から04年10月にカムランドで観測した低エネルギーのニュートリノ152個の中に地球内部からのものが含まれていることを突き止めた。信頼度は高くないが数は5~54個と推定され、地球科学の予測と矛盾しないこともわかった。データを蓄積すればウランやトリウムの総発熱量を推定でき、地磁気などのしくみ解明にもつながりそうだ。

    尚、河北新報によると、信頼度は90%だそうである。

    地球ができてから46億年経つのに、冷え切った惑星にならないことは、かつて地球科学上の謎であった。物理学者ケルビン卿は、万有引力により地球の物質が集まった時の重力エネルギーが灼熱の地球を作りだし、その後1億年程度で地球は冷え切るという計算を行った。言い換えれば、地球の年齢が1億年以下だと言うようなものだ。勿論、地球科学者達には受け入れられなかった。

    現在では、地球が冷え切っていない理由を放射性物質の崩壊熱に求めるのが普通である。重力エネルギーに比して崩壊熱のエネルギーは小さいが、崩壊熱はエネルギーの放出に長時間かかることが特徴だ。
    今後、精密に地球内部のウラン分布が分かれば、地球の謎がまた一つ解き明かされる可能性があるだろう。
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    by kiyoaki.nemoto | 2005-07-28 12:01 | 自然科学
    ネコは甘さを感じない
    Oddly Enough News Article | Reuters.co.uk

    猫は、甘さを感じることができないらしい。
    ネコ科の動物は甘みを感じる受容体の遺伝子が他の動物とわずかながら異なっていることをイギリスなどの研究者が発見した。
    猫はバターなどの甘み以外のものでもしばしば鼻を膨らませる。このことに対する説明は、猫の持つ甘味受容体が不完全であるということだと、コーネル大学の分子遺伝学者ツィア・リーは言う。

    哺乳類は、味蕾細胞上にあるT1Rと呼ばれる受容体を通して甘い香りを感知する。T1R受容体はT1R2およびT1R3と呼ばれるサブユニットから成り、各々別の遺伝子によって形作られる。

    オンライン・ジャーナル「Public Library of Science Genetics」の中で、リーと共同研究者は飼い猫、虎、チーターのT1R2タンパク質に遺伝子配列上の変異が見つかったと書いた。

    「甘さに対するもの以外、ネコの味覚は正常です。」と研究者はレポートの中で語っている。

    「機能していない甘味受容体は、ネコが甘いものに貪欲ではないことを分子レベルで説明します」と研究を行ったコーネル大学の生物学者ジョセフ・ブランドは書いた。

    「この見事な説明を前提にすると、ネコの肉食的振舞いの進化における、分子的変化の重要性が見えてきます」とブランドは書き加えている。

    「まだ分かっていないことは、肉食的振舞いとT1R2タンパク質の欠損のどちらが先に起こったのかということです。遺伝子の見地からは、必要に迫られたからか不要になったからか?、ということです。」

    熊や犬、アライグマ等、肉食動物の多くは甘いものを好む。

    「冗談ですが、ネコが不機嫌だって言うのは不思議ではないですね。─彼らは食べるために獲物を狩る必要があるだけでなく、甘いデザートを楽しむことも出来ないのです」とブランドは言った。
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    by kiyoaki.nemoto | 2005-07-27 17:43 | 自然科学
    雨が降ると地震が起こる ドイツ
    Oddly Enough News Article | Reuters.co.uk

    ベルリン(ロイター)-ドイツアルプスの麓では激しい雨が地球の振動を引き起こしている、とバイエルン州環境大臣のウェルナー・シュナップアウフは水曜日に語った。

    「科学者は長い間、アルプスのこの地域における小さな地震群と、激しい降雨との関係を疑ってきました」と大臣は声明の中で語った。「この証明は専門家の間ではちょっとした話題になっています。」

    金曜日以降に30回以上もの振動がババリア地方にあるホッフスタウヘン山の地下で記録され、同省によるとこれらの多くは住民には感じられなかった。もっとも大きな地震はリヒター・スケールでマグニチュード2.7だった。

    振動はおそらく、山体内部の塩分を雨が溶かしたことによって発生する、と同省関係者は語った。

    一言:冬の雪の重みで、東日本も太平洋側と日本海側がシーソーのように揺らいでいます。
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    by kiyoaki.nemoto | 2005-07-22 03:22 | 自然科学
    テンペル第一彗星を攻撃するDeep Impact計画 アメリカ
    ディープ・インパクト:国立天文台
    Sankei Web 国際 彗星狙い、衝突体を放出 NASA探査機「ディープ・インパクト」(07/03 18:02)
    <すい星>探査機から衝撃弾打ち込む実験実施へ NASA
    【特集】ディープインパクト計画: 計画の概要、テンペル彗星について


    c0026624_8173217.jpg7月4日の独立記念日に合わせ、アメリカがテンペル第1彗星(tempel1)にサッカー場ほどの大きさのクレーターを作る計画だ。これは「ディープ・インパクト」と呼ばれるNASAの探査計画で、彗星内部に閉じ込められていると考えられる物質を吹き飛ばし、地上や宇宙にある様々な望遠鏡で一斉観測する試みである。全世界の望遠鏡が一斉に一つの観測対象に向けられるのは、木星にシューメーカー・レヴィー彗星(SL9)が衝突した1994年7月以来だという。

    NASAが今年1月に打ち上げた無人探査機「ディープ・インパクト」は、3日、彗星に向けて直径約1m、重さ約370kgで円筒形の銅製「衝突体」(インパクター)を打ち出した。衝突体は月ロケット並みの秒速10.2kmでテンペル彗星に衝突する。この時の衝撃力をNASAではTNT火薬約4.8トン分と見積もっており、うまく行けば彗星内部の氷やちりが噴出すると考えられている。

    実際は、彗星内部の構造が不明なため、クレーターの大きさや噴出物の量などは現時点では不明だ。衝突の瞬間はアメリカ西部およびハワイなどでが彗星の方向を向いている4日午前1時52分(日本時間では4日午後2時52分)の予定で、マウナケア山頂のすばる望遠鏡も観測予定である。
    しかし、衝突後数時間で塵や水蒸気が噴出するようであれば、日本が観測好適地になる可能性もある。
    c0026624_8583992.jpg

    あるがままの自然現象の観測に留まらず、自ら宇宙の神秘を解き明かそうとする野心的な試みの第1歩として、このディープ・インパクト計画は歴史に記録されることになるだろう。

    関連:【占星術師、NASAを訴える ロシア

    ◆衝突の瞬間画像◆
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    by kiyoaki.nemoto | 2005-07-04 07:56 | 自然科学
    南硫黄島付近に海底火山か
    <海底火山噴火?>南硫黄島近くで巨大な水蒸気の柱
    kaiyo 24福徳岡ノ場

    2日午後5時45分頃、小笠原諸島の南硫黄島付近の海上で、直径50~100メートルの水蒸気の柱が上がっているのを海上自衛隊員が発見した。この水蒸気の柱は上空1キロほどに達しているという。
    防衛庁は海底火山が噴火した可能性があるとみており、海上保安庁と共に活動を監視している。

    防衛庁海幕広報によると、水蒸気の位置は北緯24度17分・東経141度29分で、南硫黄島からは北北東約5.5キロの海上。非番で島内の宿舎にいた海自硫黄島基地隊の隊員数人が発見し、救難用ヘリを飛ばして調べた。ヘリからの観測で、水蒸気は高さ約1000メートルに達し、赤い光も見えたという。

    この海域には最浅水深22mの福徳岡ノ場(北緯24度17.1分、東経141度28.9分)が存在し、しばしば海水が変色したりしている。これまで3度(1904年、1914年、1986年)も新島を形成し、その後に島は没したという場所だ。
    今度も新島が現れるだろうか。

    [P.S.]
    南硫黄島沖の海底噴火 新たな岩礁確認」の記事によると、噴煙が300m程度に弱まった3日、現場海域に30ほどの岩礁が現れたそうだ。いずれも1m程度の小さなもので、いずれ消滅すると見られている。
    [P.S.]
    更に4日になると、活動全般が収まりつつあるようだ。
    南硫黄島沖の海底火山、活動静穏化・噴煙収まる」の記事によると、噴煙は消え、岩礁などは見あたらず、海水の変色域も緑白色に薄まり、規模も縮小したということだ。
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    by kiyoaki.nemoto | 2005-07-03 02:27 | 自然科学
    すばる望遠鏡で新タイプの惑星発見
    太陽系外惑星:新型、「すばる」で発見 ガスに覆われ、巨大核--国立天文台チーム

    国立天文台などの日米共同観測チームがハワイのすばる望遠鏡を使用し、地球から250光年離れた太陽系が惑星を発見した。
    これまでの太陽系外惑星の発見は100個を超えているが木星型惑星(ガス惑星)か地球型惑星(岩石惑星)かに分類可能な物ばかりだったが、今回ヘラクレス座に見つかった惑星はいずれでもない珍しいタイプであることが判明したそうだ。
    c0026624_13311329.jpg

    土星の1・2倍の質量だが半径は0・86倍で、ガスは多いものの密度が高い。岩石や氷などでできている惑星内部の核は地球の質量の70倍もあった。

    この発見はThe Astrophysical Journal誌にて、惑星形成理論へ一石を投じるものとして発表された。
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    by kiyoaki.nemoto | 2005-07-02 13:09 | 自然科学
    乙女はグレープフルーツの香り?
    AZOZ: 女性を約6歳若く見せるのはグレープフルーツの香り

    グレープフルーツの香りについて、面白い調査結果が発表された。
    最近行われた調査により、グレープフルーツの香りを身にまとった女性は、男性達から見ると実際の年齢よりも約6歳若く見えるということが判明した。

    しかしながら、男性がグレープフルーツ臭の香水等をつけても実際年齢より若く見られることはなく、あくまで女性だけに限られる効果だという。シカゴの「匂いと味覚研究所」が行ってきた、「どんな香りが大人の女性を若々しく見せることができるのか」という調査で明らかとなった。

    この調査結果が大々的に知れれば、グレープ・フルーツの香りで街があふれかえるかもしれない・・・?
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    by kiyoaki.nemoto | 2005-06-22 18:37 | 自然科学
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