解放されたイタリア人を米軍が誤射
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c0026624_23422141.jpgイラクで武装勢力に拉致され、4日解放されたイタリア人女性記者ジュリアーナ・スグレーナさんらが乗った車がバグダッド空港へ護送される途中、米軍検問所に近づいたところで米軍から銃撃され、スグレーナさんが負傷し、スグレーナさん救出に当たっていた情報部員1名が死亡、2名が負傷した。

イタリアはイラク戦争をめぐって一貫してブッシュ米政権を支持し軍を派遣した、米軍の強力なパートナー。この事件を受けて直後、アメリカのブッシュ大統領はイタリアのベルルスコーニ首相に遺憾の意を表明、真相の解明を約束した。

この事件はイタリアでも当然ながらショックを持って受け止められており、ベルルスコーニ首相は「誰かが責任を取らねばならない。」と強い調子でアメリカを非難。地元紙は『殺された情報部員はスグレーナさんを銃撃から庇うようにして撃たれた』など、センセーショナルに報じているという。

感情的に扱われれば、今後、アメリカとイタリアの外交問題に発展する可能性もある。

【P.S.】死亡した情報部員ニコラ・カリパリ氏の遺体は6日未明、軍用機で祖国イタリアへ搬送され、イタリアは国を挙げて英雄として追悼、と報じられた。カリパーリ氏は昨年9月にもイタリア人女性の解放に成功しており、今回が2回目だった。
また、スグレーナさんは発砲した米軍の釈明を受け入れないことを表明した。

【P.S.】NHKニュース
CNN.co.jp : 解放のイタリア記者が手記 「米国は帰還を望んでいない」 ?
スグレーナさんの証言によると、「検問所ではない地点でパトロール隊が私たちの車にライトを当て、その直後、突然、発砲を始めた」ということで、多国籍軍との証言内容が全く食い違っている様子。この背景として、犯人に身代金を払うイタリアのやり方に最後までアメリカが反対していたことを挙げる報道もある。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-03-05 15:07 | ニュース
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