合併進めば地名は残せぬ
<市町村合併>ひらがなの自治体30に 合併相手の刺激避け Excite エキサイト

毎日新聞の調査によると、平成の大合併が進み、新市名の誕生などで、ひらがなの市名の自治体は30に上りそうだという。

かつてはひらがなの市そのものが珍しく、一般常識として暗記していたものだ。
むつ市」「いわき市」等、広域合併した際に一方の自治体を重視している印象を避けるために漢字を避けたと聞いていた。
そして今、同じ理由でひらがな市が急増のようだ。中には「南アルプス市」のようにカタカナ市も登場しつつある。

筑波大学大学院の谷川彰英市教授(地名研究)は、「日本の地名は、漢字で伝承されてきた。漢字に込められた情報量は多く、音だけでは意味がない。地名に理解のない人が決めているのではないか。漢字で物事を考えない現代の風潮も影響していると思う」としている。
正に、広域合併では元の意味を消すため、ひらがなが採用されてきた訳だ。
筑波大学のあるつくば市自体も、旧筑波町を含む近隣町村の合併で生まれた市である。

だが、谷川教授の指摘のように、漢字地名の持つ意味の消失を恐れる声も、歴史に造詣の深い人を中心にして存在する。
また、新名称案そのものに反対が強くて、合併が流れることもある。
合併の残り時間が少ないが、市名の決定に当たっては、地名の持つブランド力と歴史をよく検討する必要がある。住民の議論も必要だろう。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-02-27 03:08 | 街角
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