簡易ホームページとも説明されるブログ。利用者には便利さがよく分かるが、反面、認知度や評価については未だ発展途上であることが、昨秋発行の『ネット1000人調査』(日本経済新聞社、日経産業新聞[編])で明らかになった。 「あなたは最近、他人のブログを見ていますか?」との質問に対しては、回答全体の内訳は次のようであった。 ・「見ている」・・・14.8%。 ・「見たことはあるが、最近は見ていない」・・・25.9% ・「見たことがない」・・・31.3% ・「そのようなサイトがあることを知らなかった」・・・28.0% また、年代が上がるほど「知らなかった」層の割合が増えている。これは予想通りだが、ブログの利用者は「知り合いが運営している」「同じ趣味や考えを共有できる」点を閲覧理由に挙げているので、ブログは若い世代にとってのコミュニケーション手段という特徴を持つようだ。 ブログを見たことがある人にとって、他人のブログへ書き込みやフィードバックをしたことがあるかを尋ねた質問では、7割以上が「ない」と回答、ブログを開設したいかという質問にも否定的な回答が大多数だった。 否定的な回答の大半は時間がないことが理由であったが、「興味あるテーマがない」「有益な情報がない」も3割に上り、コンテンツの充実次第では今後の普及が見込まれると結論づけている。 ブログ開設者として思うことは、ブログが発信者に有利なツールであるため、ブログの開設者同士は便利に使えているが、単なる閲覧者でいるうちは蚊帳の外になりがちなのだろうということだ。仲間内の結束が固いほど新参者には入りにくいという集団の特徴にも通じるものだと思う。 今後はコンテンツの充実と、外部から見た際の「敷居」の低さがブログ拡充のポイントであろう。 <コンテンツの充実> ・画像の使用 ・感情を交えた、共感を得られる記事 <敷居の低さ> ・文章量の低減、簡潔さの追求 ・読みやすい文字の大きさ、色遣い ・分かりやすいタイトル 改めて周囲のブログを見回しても、閲覧数の多いブログは興味ある記事が簡潔な形で書かれているものが多い。特に見習うべきは人気ブログランキング上位のようなホームページだろう。なかなか見習えないが、少しずつ見習うことにしようと思う。 【P.S.】 「10代の若者を引きつけるウェブサイト」の作り方」によれば、活字の量が多い記事を若者は読まないそうだ。 それに対して、大人は、コンテンツが充実していれば、時間を掛けて読むこともあるという。
by kiyoaki.nemoto
| 2005-02-23 12:26
| 街角
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