自殺未遂、低温下で生存か
Excite エキサイト : 社会ニュース
北海道で自殺と見られる女性の遺体収容後、この女性が実は重体ながらも生きていると判明した。
ホットなニュースなので不謹慎なコメントは差し控えたいが、現場は氷点下の気温であったため、仮死状態だったのではないかと見られているようだ。
日本大総合科学研究所の林成之教授(救急学)の話ではこういう事のようである。
体温が32度以下になると、生きているのに心拍が弱まって脈が触れず、鼓動が聞こえなくなることがある。私自身、救急隊が死亡と判断した低体温症の患者を回復させた経験がある。患者が低体温の場合は、生命反応がなくとも病院に運び、蘇生のための医療行為を続けないといけない。
アメリカなどでは死後も蘇生技術の発展を信じ、遺体や首の冷凍保存をする人々がいる。先日は病死した直後の老人の遺体を100年間も保存している村で、この老人にちなんだ祭が催されるまでになったというニュースもあった

人間の脳は身体の中でもっとも繊細な組織である。人体が必要とする酸素の20%も消費するし、体温が42度を超えると脳が煮えて死んでしまう。これは、脳が肉体に先だって死ぬことが自然の摂理に叶っているからではないかと私は考えている。
逆に頭脳を冷やすと、一時の危険から身体機能を守ることが出来たりもする訳で、体全体が冷やされた場合も同様に身体機能を守る摂理が働くのではないか。
この女性も、回復できたならばそれが運命と受け入れて、立ち直って欲しいものだ。

【P.S.】
この女性は21日午前、意識を取り戻したそうである。関係者も皆、一安心しているであろう。
特に、死亡と誤認した人は。
[PR]
by kiyoaki.nemoto | 2005-02-20 23:30 | 医療・健康
<< 「今度こそサマータイムを」国会... Top 人体が10Mbpsの"... >>