サマー・タイム制、再び。
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財団法人社会経済生産性本部の発表によると、自治体の首長へのアンケートでサマータイム制導入への賛成がわずかに増えたという。
前回調査の2002年では78・9%だったのが、今年1月調査では80・3%が賛成したとのこと。
確かに若干増えているのだが、首長の入れ替わり・若返りがあるので、特に理由が考えられる変動では無さそうだ。というのは、サマータイム制は最近北海道が変則的な形で導入している他は、ほとんど忘れられているからだ。
サマータイムは戦後導入された時期があったが、残業時間が延びる結果になり、不評で中止となった。北海道でも、既に寝不足や残業時間の問題が起きているという

今日サマータイム制を導入する意義は何処にあるのか、議論は尽くされていない。
これを知りたければ、同財団のサイトにある国会議員アンケートの記述内容を見てみると良いだろう。
サマータイム制を肯定的に捉えているのは、自然のリズムに合わせて働くのが人間的で良いとか、余暇が増えて経済効果が期待できる等、余裕のある働きぶりが前提と感じられる。
一方、残業が増え労働強化に繋がったという過去の実績を問題視する政治家もいる。私もこちらが心配だ。そもそも、現在に置いても日本人の多くは太陽のリズムによる生活をしていない。例外は親の躾の行き届いた子ども達くらいであろうか。

農業と違って、大半のサラリーマンは日が落ちたからと言って仕事を止めることはない。都会には不夜城が健在である。
労働基準監督署はサービス残業の摘発をすることができるが、未だに多くの中小企業が違法なサービス残業を行っている。不況で求人倍率の低い現在、悪い労働環境に甘んじる労働者も多いようだ。
先ずは、こうした労働環境の改善を進めなければ、再びサマータイム制を導入しようとしても、その理想は絵に描いた餅になるだろう。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-02-14 17:34 | ニュース
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