採用はOK、昇進はダメ?
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日本国籍がないことを理由に東京都が管理職選考の受験を拒否したことが、法の下の平等などを定めた憲法に反するかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・町田顕長官)は26日、「都の措置は、合理的理由に基づいて日本人職員と外国人職員を区別するもので、法の下の平等を定めた憲法には違反しない」との初判断を示した。
東京都による国籍制限にどのような「合理的」な理由があるかはこの記事からは読み取れなかったが、職員採用自体はしておきながら昇格試験である管理職試験は受けさせないという点に矛盾は無いのだろうか。

もう一点。仮に資格を満たして管理職になった人間が、後で国籍を変更したような場合、降格になると推測されるが、その場合に降格させる合理的な理由が分からない。人間の中身が変わる訳ではないからである。

裁判官は「外国籍の者が管理職に就くことは、想定されていなかった」ということを理由に掲げていたが、当初の目的が時代を経て今日でも正しいかどうかも含め、問われていることは当然である。すなわち、politically correct であるかどうか、が。
あまりに根拠が少なく、少なくともそういう意味では残念な判決になったと思う。
この制度の問題点を訴えるため、敢えて帰化しなかった原告にとっては空しい判決だったであろう。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-01-26 21:26 | ニュース
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