不況と少子化
極東ブログ: 少子化を食い止めるオランダ・モデルは主婦をなくして労働者にすること
千種通信: リスク化社会と少子化、ニート増殖

NHKスペシャルで、他国における少子化への取り組みを放送していた。
見た人は結構多かったのではないだろうか。

日本の場合、人々の将来不安がぬぐい切れておらず、消費抑制による不況が続いている。
所得の少ない若年層が形成されたりして、不況は構造化しているとすら言えるだろう。
そうした状況の少子化への影響を一言で言えば、不況が労働環境を悪くし、労働環境の悪化が少子化を招いているということになる。
c0026624_23165149.jpg
また、特に女性の労働環境については、次のような点を指摘している。

●結婚を機にした女性の退職慣行が存在するため、これを避けようとして晩婚化・非婚化が進む。そのうち高齢になってしまうので、子供の数も減る。
●出産後に職場復帰しようとしても正社員には戻りにくいため、仕事か結婚かの二者択一を迫られている。

こうした現状では、男性の育児休暇制度もお題目だけで、取得すら困難だ。重要な仕事からも外されかねない。
肝要なのは制度を作ることではなく、安心して制度を利用できることだ、という。

番組では、デンマークの例を紹介していたが、デンマークは国も企業も国民の幸福追求を積極的に競ってきた。国民も、そうした政党を支持してきたわけだ。
その結果、デンマークの出生率は最悪だった1.3人から1.72人へ上昇し、生活満足度は96%に達したという。
その他、ポイントを挙げると、仕事と家庭の調和、男性の育児休暇、教育費は大学まで支給、高福祉高負担、労働時間が短くサービス残業は禁止、男女の家事分担などが特徴のようだった。
[PR]
by kiyoaki.nemoto | 2005-01-26 03:51 | 街角
<< 津波に関する誤解を招きかねない... Top 「60代も現役希望」は日本だけ... >>