米軍による虐待体質改まらず イラク
CNN.co.jp : イラク人拘束者に17日間、水とパンだけと、報告書
2003,2004年当時、アメリカ軍がイラクで行っていた捕虜への尋問方法が改めて批判を浴びそうだ。
米国防総省は16日、米特殊部隊が拘束のイラク人に対し、17日間にわたってパンと水だけしか与えず、睡眠妨害や大音響で音楽を流すなど、許可されていない尋問方法を実施していたとする報告書を公表した。米国の市民権団体、全米市民自由連合(ACLU)が、機密解除に伴い請求し、この文書を入手した。

ちなみに、17日間パンと水だけしか与えられなかった拘束者の健康状態について、健康でいられたものは1名だけだったようである。こうしたやり方について報告書は、「正しくないが違法ではない」としている。この表現に基づけば、法に盛り込まれていなければ米軍は何をやっても良いと考えていることを示唆しているようだ。

こうした米軍の組織的な問題が一向に改善されないのは、本気で改善に取り組んでいないと断罪されるべきである。そして、巨大な組織の抜本改革が進まない場合、そこにはトップ人事の刷新が無いことが多い。言うまでもなく、米軍の責任者が交替していないことが大きな影響を及ぼしていると考えられる。

ラムズフェルド国防長官は様々な批判を浴びて、就任以来2度、辞表を大統領に提出したとされるが、2回ともブッシュ大統領に慰留された。ラムズフェルド氏が交替してしまえば、批判は直接ブッシュ大統領に及ぶからである。ラムズフェルド氏が間に立つ限り、ブッシュ大統領は知らぬ存ぜぬを通すことも可能と踏んでのことだろう。就任以来、しばしばバカのフリをしてきたブッシュ大統領なら「本当に知らないのかも?」と人々に思わせる業にも長けているが、こうしたやり方はなかなかに(ずる)賢いと思う。

参考:【ラムズフェルド長官、2度の辞表
参考:【政治家の嘘を見分ける方法
関連:【隠されていたグァンタナモ資料 アメリカ
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by kiyoaki.nemoto | 2006-06-18 04:46 | ニュース
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