東証システム障害は富士通の指示ミスが主因
Excite エキサイト : 富士通の指示書に記載漏れ 東証の点検態勢にも不備

11月1日の午前中に起きた東京証券取引所のシステム障害は、10月にシステム増強を受け持った富士通の指示書記載漏れが原因だと発表された。
それを見逃した東証側には確認不足という瑕疵があり、また、障害発生そのものに関してはシステムを運用している東証側に一義的責任がある。ただ、富士通側は既に損害賠償に応じる姿勢を見せている他、「世間の目」からみれば「富士通のシステムがダウンした」という認識が一般的であるため、今回の実質的責任は富士通が全面的に負ったと言えるだろう。

富士通の場合、「一円入札」が世間を騒がせた20年前頃から、入札のためならなりふり構わないその姿勢が問題を引き起こしてきた経緯があり、過去を知る人は「また富士通か」と言って憚らない。

システム開発においては、幾つかの失敗は他のプロジェクトの成功で補うという傾向がしばしば見られるため、富士通の場合もこうした傾向が顕著に表れただけだという見方ができるかもしれない。システム開発におけるこうした傾向の背景には、顧客側のシステム開発に対する無理解があるためとも言われるが、こうしたことを毎度毎度繰り返していて良いのだろうかと思った人も居ただろう。今回の場合も、その影響は東証への不信感に留まらず、東証へ上場している各企業ひいては市場そのものへの信頼性を低下をさせた訳で、高度な資本主義を標榜する国家としては大きな汚点となった。
東証経営陣が自らにペナルティーを課すだけで済むと言えるかどうかは、今後の再発防止策が有効かどうか、その一点に掛かってくるだろう。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-11-08 22:16 | ニュース
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