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体操の「10点満点」式採点、新方式に
体操の10点満点が姿消す 来年1月から新採点導入
MSN-Mainichi INTERACTIVE 国際体操連盟:採点、来年1月から「10点満点」設けず

NadiaComaneci.com - An Unofficial Fansite

オリンピックの体操競技において、長らく親しまれてきた「10点満点」の採点方式が姿を消すことになった。アゼルバイジャンのバクーで開かれた国際体操連盟(FIG)が、体操技術の進歩に伴い、現在の満点を設ける方式の見直しを決定した。

体操の「10点満点」式採点、新方式に_c0026624_19182790.jpg「10点満点」といえば、ある年代以上の人々にとっては、30年前のモントリオール・オリンピックにおいてルーマニアの少女、ナディア・コマネチが打ち建てた記録を思い起こさずにはいられないだろう。当時は東西冷戦まっただ中。東側各国は共産主義の優位を示すため、スポーツ選手の育成にも多大な注力を続けていたが、コマネチはわずか14歳で完璧な技を披露し、審査員をしてその完璧さを認めさせた。





私自身はTVでモントリオール・オリンピックを見ていたが、子供の身にも彼女の演技はぞくぞくするような美しさだったと感じたことを思い出す。技がぴたりと決まると、(それまではあり得ないと思っていた)「10点」の得点が並ぶのだ。
それは、それ以上の技は存在しない、と審査員達が認めたことを示している。絶対的な評価であった。

今後、そうした評価は登場しなくなる。相対評価になるのかどうか不明だが、やはり、一抹の寂しさを覚えずには居られない。
by kiyoaki.nemoto | 2005-10-10 18:40 | ニュース
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