地球ニュートリノ検出に成功
河北新報ニュース 地球ニュートリノ検出 東北大国際チーム 世界初
asahi.com: 素粒子ニュートリノ「地球生まれ」初検出 東北大チーム

c0026624_21251998.gif28日付ネイチャー誌によると、東北大大学院理学研究科などの国際研究チームが地球内部の放射性物質の崩壊で生じる素粒子「地球ニュートリノ」の観測に世界で初めて成功した。
太陽起源の太陽ニュートリノや原子炉などから出るニュートリノよりも弱いエネルギーを持つ地球ニュートリノの検出は難しいとされるが、東北大の鈴木厚人教授等の国際チームがカミオカンデ跡地に設置した装置「カムランド」を用い、ウランやトリウム崩壊時に出る地球起源のニュートリノの検出に成功した。

鈴木さんらは、原子力発電所からのニュートリノや装置内の不純物でできる「偽の信号」など、まぎらわしい低エネルギーの「雑音」を解析。02年から04年10月にカムランドで観測した低エネルギーのニュートリノ152個の中に地球内部からのものが含まれていることを突き止めた。信頼度は高くないが数は5~54個と推定され、地球科学の予測と矛盾しないこともわかった。データを蓄積すればウランやトリウムの総発熱量を推定でき、地磁気などのしくみ解明にもつながりそうだ。

尚、河北新報によると、信頼度は90%だそうである。

地球ができてから46億年経つのに、冷え切った惑星にならないことは、かつて地球科学上の謎であった。物理学者ケルビン卿は、万有引力により地球の物質が集まった時の重力エネルギーが灼熱の地球を作りだし、その後1億年程度で地球は冷え切るという計算を行った。言い換えれば、地球の年齢が1億年以下だと言うようなものだ。勿論、地球科学者達には受け入れられなかった。

現在では、地球が冷え切っていない理由を放射性物質の崩壊熱に求めるのが普通である。重力エネルギーに比して崩壊熱のエネルギーは小さいが、崩壊熱はエネルギーの放出に長時間かかることが特徴だ。
今後、精密に地球内部のウラン分布が分かれば、地球の謎がまた一つ解き明かされる可能性があるだろう。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-07-28 12:01 | 自然科学
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