ネコは甘さを感じない
Oddly Enough News Article | Reuters.co.uk

猫は、甘さを感じることができないらしい。
ネコ科の動物は甘みを感じる受容体の遺伝子が他の動物とわずかながら異なっていることをイギリスなどの研究者が発見した。
猫はバターなどの甘み以外のものでもしばしば鼻を膨らませる。このことに対する説明は、猫の持つ甘味受容体が不完全であるということだと、コーネル大学の分子遺伝学者ツィア・リーは言う。

哺乳類は、味蕾細胞上にあるT1Rと呼ばれる受容体を通して甘い香りを感知する。T1R受容体はT1R2およびT1R3と呼ばれるサブユニットから成り、各々別の遺伝子によって形作られる。

オンライン・ジャーナル「Public Library of Science Genetics」の中で、リーと共同研究者は飼い猫、虎、チーターのT1R2タンパク質に遺伝子配列上の変異が見つかったと書いた。

「甘さに対するもの以外、ネコの味覚は正常です。」と研究者はレポートの中で語っている。

「機能していない甘味受容体は、ネコが甘いものに貪欲ではないことを分子レベルで説明します」と研究を行ったコーネル大学の生物学者ジョセフ・ブランドは書いた。

「この見事な説明を前提にすると、ネコの肉食的振舞いの進化における、分子的変化の重要性が見えてきます」とブランドは書き加えている。

「まだ分かっていないことは、肉食的振舞いとT1R2タンパク質の欠損のどちらが先に起こったのかということです。遺伝子の見地からは、必要に迫られたからか不要になったからか?、ということです。」

熊や犬、アライグマ等、肉食動物の多くは甘いものを好む。

「冗談ですが、ネコが不機嫌だって言うのは不思議ではないですね。─彼らは食べるために獲物を狩る必要があるだけでなく、甘いデザートを楽しむことも出来ないのです」とブランドは言った。
[PR]
by kiyoaki.nemoto | 2005-07-27 17:43 | 自然科学
<< 踊るマリア像 イタリア Top 山拓、再び窮地に >>