大統領が議院内閣制の導入主張 フィリピン
CNN.co.jp : アロヨ大統領が施政方針演説 議院内閣制への移行を主張
asahi.com:下院議員27人がアロヨ大統領弾劾動議 フィリピン-国際
Excite :比大統領の弾劾申し立て 多数与党が阻止か

c0026624_0525522.jpgフィリピンのアロヨ大統領が25日、国会で施政方針演説した。この中で大統領は、大統領の直接選挙制を改め、議院内閣制への移行を可能にする憲法改正が必要と主張した。

アロヨ大統領がこのような主張を演説に盛り込んだ理由が何か、憶測を呼んでいるが、大統領に対する批判が最近高まっているのが原因、という見方がある。仮に憲法改正となれば、任期満了できなくとも名誉ある退陣(?)が可能だからだ。

だが、演説を行ったこの日も野党からは大量の議会欠席者は出るし、大統領選での不正を訴えアロヨ大統領の罷免を求める弾劾決議案すら提出される始末だ。(これは与党に否決される見通しだが。)

こうしたアロヨ大統領個人を巡る諸問題を除いた場合、フィリピンに議院内閣制がふさわしいかどうかだが、政情安定の特効薬とは行かぬまでも妙薬にはなるのではないかという気がする。
マルコス政権以降を見てみると、アキノ政権やアロヨ政権は前政権を力で倒して成立しているし、エストラーダ政権にしたってポピュリズムと腐敗要素が結びついたのは大統領直接選挙制の結果だろう。

首相公選制の議論も進まぬ日本にいると歯がゆいこともしばしばだが、議会に基盤を持つか持たないかは政権の力を大きく左右する。郵政民営化問題で際どい票読みをしている小泉首相を見ていると、なおさら現在が特異な状況にあることを認識せざるを得ない。日本で首相公選制を導入するのは時期尚早だろう。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-07-25 19:16 | ニュース
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