人民元切り上げの影響

人民元の変動相場制導入について、発表こそ唐突であったが、その変動幅が0.2%程度であったことから、日本経済への影響は余り無いと考えられているようだ。

ここ3年間のドル安基調で、ユーロや円はドルに対して2―3割上昇した。そのことを考えれば、人民元の2%切り上げも、是正の範囲内である。
そして、野村證券金融経済研究所の試算によると、「人民元の対ドル2.1%切り上げ」による影響は、限定的だ。
  • 中国の実質GDP 0.5%下げ
  • 日本の対中輸出 0.9%下げ
  • 日本の実質GDP 0.02%下げ
その理由としては、1990年代と違い、日本の各企業からみた中国が生産拠点から事業拠点へと変わっていること、生産のグローバル化が進み、日本からの部品輸出なども相当部分あることなどが挙げられる。

今回は外貨保有高が日本に次いで2位と言われる中国の為替介入もあったようだが、これがいつまで行われるかは定かでない。いつまでも人民元の相場が現状レベルに留まる保証はなく、今後徐々に対ドル相場は上昇すると見られている。
人民元を買っておくなら、今のうちか。

関連:【人民元、通貨バスケット制移行を発表
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by kiyoaki.nemoto | 2005-07-23 07:43 | ニュース
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