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ITER建設地、フランス・カダラッシュに決定
asahi.com:国際熱核融合実験炉、閣僚級会合で仏建設に合意-国際

やっと、熱核融合の国際実験施設建設地が決定した。かねてより伝えられるように、日本はフランスに建設地を譲ったが、見返りもあったようだ。
日本の六ヶ所村も誘致へ力を注いでいたが、モスクワでの閣僚級会談で中山文科相が正式に誘致断念を表明したことで、今後はITER関連施設の誘致を図ることになりそうだ。
Cadarache木立の奥がカダラッシュのITERサイト候補地

合意によると、EUは炉本体の建設・整備費約5700億円の半額を負担する。一方、日本は他の4カ国と同様に、1割にあたる約570億円の負担で、炉本体の2割分の機器や装置を受注・製作できるほか、常駐の研究員も定員の2割派遣できる。日本が優遇される分はEU枠からまわす。

 また、日本には、総額約920億円の枠内で関連施設を建設できる。費用はEUと日本で半額ずつ負担する。候補としてITERの遠隔操作の実験施設、核融合シミュレーションセンター、炉の材料照射施設などが例示され、日本がどれでも選べる内容だ。政府は主要施設の建設地について六ケ所村を軸に調整する。

今回の妥協はこのように見返りも多く、日本が積極的に誘致の努力を行ったことが実りある結果をもたらしたと言えるだろう。
by kiyoaki.nemoto | 2005-06-28 21:37 | ニュース
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