アフマディネジャド氏が初当選 イラン大統領選
CNN.co.jp : 保守強硬派の市長当選、イラン大統領選の決戦投票
イラン大統領選:アフマディネジャド氏、予想外の決選進出
BBC NEWS | Middle East | Iran votes against the status quo
Excite 新大統領の政策が焦点 イラン、内外に課題山積
Excite <イラン大統領選>アフマディネジャド氏が大差で初当選

c0026624_1282646.jpg2期8年イランの大統領を務めた穏健路線のハタミ大統領の後継として、保守強硬派と目されるテヘラン市長、マフード・アフマディネジャド氏(48)が当選した。
1回目の投票では2位につけており、決選投票では前大統領のラフサンジャニ氏(70)の優勢もしくは互角の戦い予想する声が多い中で、メディアには意外な結果と受け止められている。

しかし、これは穏健派のハタミ大統領が保守派の牛耳る護憲評議会や保守派の巻き返しにより、政権後半では改革が進められなかったこととも無縁ではないだろう。
一言で言えば、閉塞感の打破を求める声が今回の結果に繋がったといえそうだ。

ラフサンジャニ支持派からは、消極的支持を訴える声があったように、取り立てて良かったというほどでもないラフサンジャニ時代の記憶を持つ者には、若いアフマディネジャド氏の方が清新に映っただろうことは想像に難くない。
(尚、ハタミ大統領と確執のあるアフマディネジャド氏は、ラフサンジャニ氏に協力を呼びかけている。)

そして、それ以上に大事なポイントがアフマディネジャド氏のテヘラン市長としての実績だ。在職中に汚職が減り、仕事に対する責任感もあることが示されたし、豊かと言えないイランでは平等を重視するイスラム原理主義的主張が人々に訴えやすい。テヘラン市長時代は豪奢な執務室から小さな事務室に移って仕事をし、市庁舎にはバイクで通う姿は、清廉な人物評を定着させた。

彼はイランの国益追求に真面目に取り組むだろうが、核開発問題についてはイランの(核開発の)権利を強く主張することが予想されている。アメリカに到っては、穏健派が事前審査で排除された今回の選挙自体を不正なものだと避難する声明を出した。イラン外交は今後も難問を抱え続ける。

[P.S.]
Excite: 米、人質事件関与確認へ イラン次期大統領疑惑」の記事によると、アメリカ政府は1979年の米大使館人質事件にアフマディネジャド氏が過激派組織の幹部として加わっていたとの疑惑を調査すると発表、両国間の問題がまた一つ増えたようだ。



人民の友人を自称するモハメド・アフマディネジャドのプロフィール
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  • 1956年、テヘラン近郊ガルムサールに、鍛冶屋の息子として生まれる。1歳の時、テヘラン市内へ転居。
  • 1976年、テヘラン科学技術大学(IUST)大学に入学。
  • 1979年のアメリカ大使館占拠事件に関わった学生自治委員会設立。事件中、ソ連大使館にも同様の攻撃を提案するも却下される。
  • 1986年、同大大学院へ進学。後に交通輸送計画で理学博士号を取得。講師として勤務。
  • 1986年、自発的に革命防衛隊に参加。
  • イラン・イラク戦争ではキルクーク(イラク)での秘密工作に従事。
  • 戦後、イラン西部のマク及びコイの行政に携わる。
  • 2003年5月、テヘラン市議会の選挙により、テヘラン市長に選出。
    市長在職中はエレベータを男女別にしたり、イランイラク戦争の殉死者を広場に埋葬するなど、宗教色が強い施策を行ったとされる。
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  • by kiyoaki.nemoto | 2005-06-26 01:10 | ニュース
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