冤罪で死刑 中国
中国でまた冤罪事件 肉屋の被疑者はすでに処刑済 | Excite エキサイト

拷問と冤罪 中国】の記事で冤罪から取り調べ中に拷問を受け、懲役に服した人の話を紹介したが、更に取り返しのつかない冤罪事件が中国で発生した。
肉屋の男性がウェイトレスを殺害したとして処刑されたが、その後、「被害者」が生きていたことが判明したのだ。残された子供達が、父に下された有罪判決に抗議しているそうだ。
「父の日」に聞いたニュースの中で、これほど酷い話も無いだろう。

シャイ・シャオロンさん18歳は1987年に失踪した。その当時、湖南省の川で女性のバラバラ死体が発見され、6つに切られた遺体は薄くスライスされ「プロの仕業」と思われる犯行だった、と木曜日に新聞が伝えている。

警察は、トウ・シンシャンさんを逮捕した。理由は彼が食肉解体を職業にしていたことと、シャイさんが働いていたホテルに売春婦を求めて通っていたという噂によるものだった。

トウさんの無罪を求めて懇願やたくさんの村人・地元役人の署名が集まったのにも関わらず、湖南省の裁判所は、トウさんに殺人罪で死刑を宣告した。トウさんは1989年に銃殺で処刑された。

「トウさんは処刑場でも、無実を訴えて泣き叫んでいました」とトウさんの弁護士の一人が話していたと新聞で伝えている。

後にウェイトレスのシャイさんは、夫と一緒にドラッグを売っていたかどで実刑判決を受け、刑務所に居たことが判明した。

4月に伝えられた冤罪事件のケースでは、被害者と思われた女性が余所へ行って他人と結婚していたと言うことなので、もしかしたら警察でも所在が把握できていないのかも知れないと思えた。しかし、今度の「被害者」は警察が逮捕し、懲役にも服していた訳だ。所在を確認出来なかった筈はない。確認を怠ったとしか言いようがないだろう。
発見された遺体の身元特定も杜撰だった訳で、警察と検察・裁判所の責任は非情に重い。まして、死刑にされた被告が生き返って補償を受けることは不可能なのだから、取り返しがつく問題ですらない。

アメリカのマイケル・ジャクソンの児童虐待の有無を争う裁判では、結局、被告人に無罪が言い渡された。その裁判では「疑わしきは罰せず」の原則が思い出されたが、中国では正反対なようである。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-06-20 02:40 | ニュース
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