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「近隣諸国への配慮必要」、日本遺族会
asahi.com: 靖国参拝、古賀誠氏「配慮が必要」 遺族会会合で-政治
<靖国参拝>遺族会見解に、小泉首相はあくまで自ら判断

総理大臣の靖国神社への参拝を求める日本遺族会は都内の会合で、古賀誠会長(自民党元幹事長)が首相の参拝を国際問題にしないよう求める発言をしたようだ。

古賀誠出席者によると、古賀氏は小泉首相の靖国神社参拝について「遺族会の悲願で、ありがたいが、並行して英霊が静かに休まることが大事だ。近隣諸国に配慮し、理解してもらうことが必要だ」との考えを示したという。
(中略)
 古賀氏は2日に開かれた派閥の会合でも、「立場のある人たちの発言は、近隣諸国にも気配りが必要だし、外国に思いやりも必要だ」と語っている。

英霊の安らかな眠りを求めるという姿勢を、日本遺族会会長の立場にある古賀氏が示すことで、靖国神社参拝は日本遺族会の要請だという状況は崩れた。反対の声のある中、参拝を強行する動機は、小泉首相個人の信条だけ、ということになる。

古賀氏の発言がなければ、日本の国益を損なっているのは日本遺族会等の勢力だという批判が強まったであろう。日本の世論が割れ、外交交渉の余地も少なくなる状況は、望ましいことではない。その意味で、古賀氏の発言は評価したい。
ただ、はしごをはずされた形の小泉首相が、若干気の毒ではある。小泉首相が、本当に個人の信条に基づき参拝しているのであれば、日本遺族会が責任を感じる必要もないのだろうが。

参考:【弱体化する日本遺族会
関連:【市民感覚の首相
by kiyoaki.nemoto | 2005-06-13 15:09 | ニュース
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