拉致被害家族が座り込み決定
NHKニュース

朝鮮民主主義人民共和国による日本人拉致の被害者家族で作る家族会が、5日、北朝鮮に対して政府が厳しい対応をとると表明してから半年になる今月24日からの3日間、総理大臣官邸近くで座り込みをして、経済制裁に踏み切るよう訴えることを決定した。

この間、北朝鮮からは何も良い返事が無いどころか、横田めぐみさんの「ニセ遺骨」鑑定などを巡って日本政府と北朝鮮が応酬を繰り広げるなど、進展は全くと言って良いほど見られない。
こうした中、被害者家族の切迫した気持ちはよく分かる。

会合のあと有本恵子さんの母親の有本嘉代子さんは「高齢の私たちにはもう時間がありません。家族を取り戻すために今は、道ばたに座り込んででも制裁を実現させたい気持です」と話していました。また、横田めぐみさんの弟の横田拓也さんは「高齢の家族が座り込みに踏み切らざるを得ない現実をわかってほしい」と述べた

問題は、仮に日本が単独で何らかの制裁措置を行っても、その先が見えない点だ。北朝鮮は日本との国交こそ持っていないが、多くの国に承認された国家だし、貿易関係も日本に依存しているのは一部である。中国のように大規模な食料援助でも行っているならば、「核実験を実施したら重大な決断をする」と脅せるだろうが、日本単独で経済制裁を行う場合は北朝鮮の反発を招き、逆に今までの交渉を反故にするなどの口実とされかねない危険性がある。

国際協力抜きの経済制裁では効果が得られにくいどころか、拉致問題解決が遠のく畏れがある。経済制裁を、国際世論に問題を訴えるチャンスとしたいという声もあるが、その種を十分に蒔くことが先だろう。それが政府の仕事でもある。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-06-06 07:23 | ニュース
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