脳死についての新たな見解 アメリカ
asahi.com: 脳死後20年間心臓動いた例 米医師が報告-サイエンス

表裏
最近はドナーカードなるものが出回り、「脳死は人の死」という認識を広めようという働きかけも多く見られる。
しかし、早くから脳死を人の死としてきたアメリカの医療現場でも、必ずしも「脳死=人の死」とは言えないのではないか、と見解を見直さざるを得ないような事例があると報告された。
米カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)のアラン・シューモン教授(小児神経内科)は国会議員の勉強会に招かれて講演し、4歳で脳死と診断された男児が、その後、人工呼吸器を装着したままで20年間心臓が動いた事例を報告。「我々は脳死は死ではないと分かるようになってきた」と話した。

人の死についての議論は難しい。脳幹の不可逆的な機能停止と言われても、本人の安らかな寝顔を見て「死」を実感できる人はどれだけ居ることか。
増して、シューモン教授の話を聞いたら、人工呼吸器を外すことにためらいを覚えてもおかしくはない。

以前のドナーカードは、脳死になった際に所持していないと、本人の臓器提供の意思が確認できないということで、臓器提供は出来なかった。
最近、この点を逆にし、事前に本人が臓器提供反対の意志を表していなければ家族の同意で臓器提供を可能にしようという動きが、与党(自民党、公明党)からでている。
毎日新聞が指摘するように、これは重大なターニング・ポイントだと思うのだが、あまり話題にもなっていない。これまでの臓器移植件数が数十件に過ぎず、遠い話だと感じているからだろう。

しかし、「いざ」と言うときには、もう自分の意志を表明するチャンスは無いのだ。臓器を提供したい人はいいとして、そうでない人は家族に反対の意志を伝え、万が一にも自分の体を切り刻まれないように自衛する必要がある。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-05-18 02:32 | 医療・健康
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