増産されるコシヒカリ
コシヒカリの作付面積シェア

2004年産米の作付面積はコシヒカリが55万8千haで、全国の37.7%に達したそうだ。コシヒカリは魚沼産に限らず、広く作られている品種だが、ここまで広まったのは1980年代後半からだそうだ。
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そして、コシヒカリ栽培の拡大は、米価下落と同時進行している。
高価格で販売できる米への特化が全国的に進み、特にコシヒカリの作付が増えた訳である。生産者が高く売れる米を作りたがるのは当然だ。

ただ、単一作物栽培の広がりは農業にマイナス面ももたらす。作業の集中、適期管理の困難、病害虫の発生や気象の品質への影響拡大等だ。コシヒカリ一辺倒は望ましい栽培方法とは言えない。
管内のコシヒカリの栽培比率が85.9%に達した島根県のJAいずもでは、コシヒカリの比率を66%にまで下げる指導を展開するほどである。
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一方、高い米を買いたがる消費者の行動は理にかなったものか。
「美味しい米を食べたいからお金を出す」というのは分かるが、日本の米の味は既に甲乙付けがたい程、美味だ。カリフォルニア産米だって、日本産米と区別できないほど美味いという。

結局、消費者の判断基準は「ブランド」(知名度)だろう。
ブランドが悪いとは言わないが、主食ともなれば健康と密接な関係があるものだ。「人が買うから自分も欲しい」というだけの判断は改めた方が良くはないか。
そして、安い米を買うこと自体が消費者の利益になるのだから、実行は易しい筈だ。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-05-14 23:19 | ニュース
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