中国の「民主化」意識を刺激 台湾野党訪中で
Sankei Web 国際 中国誤算、「民主化」若者に衝撃 連戦・宋楚瑜氏の講演(05/12 08:25)

先に台湾の野党、国民党と親民党の主席(党首)が中国を訪問した。このことは、台湾国内では政府筋を除き、概ね好意的に受け止められていることが報じられたが、台湾の独立封じ込めを画策していた中国側にも思わぬ影響が出そうだ。

産経新聞の報道によると、連戦・国民党主席の北京大学での講演はTVでも生中継され、高視聴率であっただけでなく、大いに学生達を刺激したそうである。
4月29日に北京大学で行われた連氏の講演は入場券の抽選が数十倍の争奪戦で、テレビ生中継には、多くの学生がくぎ付けになった。中国では国民党へのイメージは「内戦で戦った敵」「搾取で民を苦しめた」など極めて悪い。

 ところがその悪の権化が35分の講演で少なくとも14回「自由」という言葉を使い、「大陸(中国)には政治改革の発展余地が相当ある」と中国の政治改革の必要性を訴え「一党独裁、報道統制をやめ、戒厳令を解いた」と蒋経国・元台湾総統の民主化への取り組みを評価。昨年の台湾立法委員選挙が民意を示した、と民主選挙の重みにも触れた。学生らは興奮し、拍手は16回以上にも及んだ。

 ある北京大学生は「共産党の指導者の演説よりずっといい。敗者の国民党は反省し続け発展した」という。また、ネット上のブログでは「統一への唯一の道は民主だ。統一を邪魔しているのは台湾ではない」「国民党は大陸に、共産党は台湾に行き、公平に競争すればいい。中国で二党制ができ統一の大事業が完成する」「連先生の講演には涙が出た。民主と民意の角度から民族の統一の方法を検討すべきだ」などのコメントが寄せられていた。

中国が認めない限り台湾独立は遠そうだが、かといって、生活水準も民主化レベルも低い中国に飲み込まれるような中台統一は台湾市民の利益に反するだろう。
もしも、中国側に台湾を尊重する意識が芽生えたなら、表面的な国共合作以上の成果ではないか。
[PR]
by kiyoaki.nemoto | 2005-05-12 14:20 | ニュース
<< 太陽のいたずら「水平環」観測される Top 「日本」の読み方はNippon... >>