米大統領、ヤルタ会談を批判
YOMIURI ON-LINE / 国際

アメリカのブッシュ大統領が、第2次世界大戦後の東西対立をもたらしたヤルタ会談(1945)を演説中で批判したと伝えられた。

ブッシュ大統領はヤルタ会談の合意は、ドイツによるポーランド侵攻を招き第2次大戦の引き金を引いたとされるミュンヘン協定や、独ソ間の「モロトフ・リッベントロップ秘密議定書」の延長にあるものとして批判。「中東欧の人々を(共産体制下の)囚(とら)われの身とした歴史上最大の誤りとして記憶されなければならない」と述べた。

ヤルタ会談アメリカの大統領としては、いささか短絡的発言ではないだろうか。
ヤルタ会談は冷戦構造(ヤルタ体制)を決定した訳ではあるが、会談自体がいけないと言い切るのはどうかと思う。当時、ソ連の協力は必要だったろうし、世界大戦の戦後処理としては勢力圏の取り決め自体はおかしな話では無かろう。

問題は、その後の各国(とりわけソ連)の行動であって、1945年当時に見抜くことは不可能だった筈だ。チャーチルの「鉄のカーテン」演説にしても、翌年(1946年)に行われている。
まぁ、ヤルタ体制を批判するのは結構だが、ヤルタ会談を批判しても始まるまい、と思う。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-05-08 13:54 | ニュース
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