借金の怖さ語る「債務博物館」 アルゼンチン
CNN.co.jp : 「債務博物館」が登場、財政火の車のアルゼンチン - こぼれ話
Oddly Enough News Article | Reuters.com

アルゼンチンのブエノスアイレス大学経済学部内に28日、「債務博物館」がオープンした。ここでは、200年前に同国が陥った債務不履行から、現在の経済危機まで、アルゼンチンの「債務史」を学ぶことが出来るという。
アルゼンチンの対外債務残高は、1470億ドル(約15兆5000億円)に達しているというから、国内総生産(GDP)の120倍もの巨額債務だ。その重大さを国民に分かりやすく示すのが目的の施設らしい。

博物館の一角には、ピンク色のままごと用台所を設置。2001年末の経済破たんのきっかけとなったとしてアルゼンチンが非難する、1990年代の国際通貨基金(IMF)による経済対策を「レシピ」として展示している。

また、「借入金」が最後には何もかも飲み込んでしまう「ブラックホール」になってしまうことが体験できる展示コーナーも。黒いスポンジの中に吸い込まれるという体験をした来場者のファビアン・ハデルさん(34)は、「この国の借金が教育や家族、仕事などすべてを飲み込んでしまうブラックホールが、一番気に入った。どうすることもできず、怒りと同情を覚える」と話している。

ユニークな施設だと思うニュースだが、実は日本も、他人事とすましていられる状況ではない。対外的には日本は債権国家だが、バブル崩壊以降は国家予算が大幅に赤字国債に依存し、その額も未だ拡大を続けている日本。昨年末で約800兆円に登る国債発行残高は、(赤ん坊から高齢者まで)一人当たりにしても700万円に登る。

日本の国債については、よく、国内消費されているだけだから、「お父さんが、お母さんに借金をしたのと同じ」なので問題はない、という説明が聞かれる。しかし、そもそも、お父さんの小遣いが自由に使えないことは問題だ。いくらでも借金すれば良いと考えること自体、無責任な発想だろう。お父さんも家の外で、その足下を見られかねない。

日本にも、そして、できれば国会議事堂正面に、債務博物館があると良いのではないだろうか。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-05-01 01:49 | ニュース
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