サマータイムの試行結果 北海道
『2004北海道サマータイム月間』アンケート調査結果

今年も北海道でサマータイムが実験的に施行される。期間は6月20日(月)から7月31日(日)までの約1ヶ月間だ。あくまで試験的な導入なので、期間も限定的であり、参加自体も企業単位で任意である。参加企業は、期間中に延べ一週間以上、1時間繰り上げて行動する。時計の針は動かさない。
※札幌商工会議所では、サマータイム本格導入の暁には北海道全域で4月第1日曜日から9月最終日曜日までの約6ヶ月間、北海道全域を日本標準時より1時間ないし2時間早めるとしている。

本格的なサマータイムを導入する前に試すという趣旨であるが、参加呼びかけのホームページを見ると、こう書かれている。

北海道は日本標準時を定めた明石より経度で約6度東に位置し、尚且つ、わが国の中で最も高緯度に位置することから、夏季における日中時間が札幌で東京や大阪などに比べ約1時間長く、日本全体の中でも最も四季の際立った自然環境を有しております。
 一方、欧米では、1900年代初頭からサマータイムが実施されてきた歴史的な経緯に加え、あくせくしない国民性とあいまって、春から秋にかけて太陽を楽しむ生活が根付いています。

これを読んで笑ってしまった。サマータイムは、高緯度の北海道以外には向かないことや、「あくせくしない」国民でなければメリットがないことを堂々と認めているのである。
当然ながら、コロンビアや韓国など数年でサマータイムを廃止する国家が出ていることには触れておらず、いいとこどりの内容になっている。

それでも、結果が好評ならば救いはある。2004年の実施結果アンケートを見てみよう。回答数が125人と少ないが、一応、分析がされている。参加内容と男女内訳その結果を見ると、生活リズムに余裕のある人は更に余裕が生まれた反面、働き盛りの人の労働時間が伸びる結果になったようである。
  • 経営者と従業員では、経営者の健康に役立つ一方、従業員の不健康をもたらした。(若年層中心の睡眠不足など)
  • 退社後の時間の過ごし方は殆ど変わらず。
  • (収入は変わらないのに)支出が約1ヶ月で1万円以上増えた
  • (特に午前中の)作業効率の向上とリフレッシュ効果がある。
  • 高緯度の欧州のようなメリットがない。
  • 取引先や本支店との連絡が不便
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これを現在の日本全体に当てはめると、どうなるか。推して知るべし、である。

関連:【私はサマータイム制に反対です
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by kiyoaki.nemoto | 2005-05-02 17:56 | 街角
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