UCLAが常温核融合成功と発表
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カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)が、かつてエセ科学と思われた常温核融合を成功させたと、ネイチャー誌に発表した。
核物理学者によると、今回の実験は、1989年のものとは違い、物理学の基本原理に完全に則ったものであるので信頼できるそうである。
 イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のデビッド・ルジック教授(核およびプラズマ工学)は、「この実験では、過去に試され真実と証明された方法が使われているので、議論をはさむ余地はない。物理学で説明できない部分は1つもない」と述べているそうだ。

UCLAの実験では、科学者たちは、熱を与えると強力な電場を作り出すことができる小さな水晶を、プラズマ核融合研究で従来使われてきた重水素のガスで満たされた真空の部屋に置いた。
 その結果生じた電場によって、帯電した重水素の原子がビームとなって近くにある標的にぶつかる。この標的には重水素がさらに詰め込まれていて、ビームの重水素原子が標的の重水素と衝突し、融合が起こるという仕組みだ。
 この反応によって、核融合が起きたことを示す、中性子として知られる亜原子粒子とヘリウムの同位元素が発生した。しかし、この実験では、核融合を起こさせるために要したエネルギー量以上のエネルギーを生み出すことはできなかった。が、核融合の成功自体、画期的な出来事ではある。

この実験の成功が本物であれば、次代の常温核融合の基本技術を開発したと評価される可能性があろう。常温核融合がコップ一杯の水の中で起きたという、かつての話は、如何にも疑似科学っぽく聞こえたものだが、今度の実験結果が早く追試されることを期待する。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-04-29 01:56 | 自然科学
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