日中、対決を避ける
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c0026624_3512336.jpgインドネシア訪問中の小泉純一郎首相は23日夜、中国の胡錦濤国家主席とジャカルタ市内のホテルで会談し、関係改善に向け対話による問題解決と交流の拡大で一致した。胡主席は会談後、歴史認識で反省を促し「反省を行動で示してほしい」と求めた。首相に対し、間接的な表現で靖国神社への参拝を中止するよう求めた発言だ。
 首相は会談後の記者会見で、胡主席が靖国参拝問題を議論する考えはないと発言し、首相も言及しなかったと述べた。今後の靖国参拝の可能性については「適切に判断することに変わりない」と明言を避けた。また、反日デモに関し「適切な対応を取ってほしい」と中国当局の努力を求めたと説明した。
 胡主席は会談で、日中共同宣言など3文書の順守と台湾の独立を支持しないよう求めた。

この内容を見る限り、小泉首相は最大限、得点を稼いだように見える。

中国の胡錦涛国家主席は、当初から中国国内のデモに懸念を示しており、日中関係を損なわないように動いていたと伝えられている。一方、小泉首相はバンドン会議でアジア各国への謝罪を表明したことで、謝罪のパブリシティを高めた。

この二人の会談で、胡錦涛主席は靖国神社の問題を直接は問わず、台湾の独立不支持を含め従来の姿勢の確認という、日本が飲みやすい条件を出してきた。
一方、小泉首相は、会談内で靖国参拝問題が取り上げられなかったことを会談直後に表明し、中国が内政干渉できないよう釘を刺した。
もっとも、会談後に胡錦涛主席が靖国参拝問題を曖昧な形で牽制しているが、折角の会談にもかかわらず曖昧な形に留めたことで、日本の立場に最大限歩み寄ったようにも見える。

胡錦涛主席は聡明で抑制の利いた人物だ。江沢民時代の亡霊に頭を悩ませているのが、気の毒ですらある。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-04-24 02:43 | ニュース
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