バチカンへ台湾との断交要求 中国
中国、新法王選出でバチカンに台湾との断交を呼びかけ | Excite エキサイト : ニュース

ヨハネ・パウロ2世の葬儀では台湾の陳水扁総統に参列され、今回もバチカンへの面子が立たなかった中国。ベネディクト16世の就任を祝うメッセージで、早速外交を開始したようだ。
中国外務省は、「ラッツィンガー枢機卿が新法王に選出されたことに祝意を表する。われわれは、バチカンが台湾と断交すること、中国の国内政治に干渉しないことを前提として、バチカンとの関係改善に前向きである」との声明を発表した。
2つの前提条件、どちらも叶えられないだろう。産経新聞によると、(中国へ返還された)香港の主教の発言として、「バチカンは台湾との断交を決定した」と伝えたとされるが、どこまで信憑性があるのか疑問だ。但し、バチカンが中国と最近、接触を重ねているのは間違いない

先代のヨハネ・パウロ2世が中国との正常化を願いつつも果たせなかったのは、中国における宗教弾圧を考慮し、また、ポーランドの経験から自由の大切さが身に染みていたからだと言われる。ヨハネ・パウロ2世の側近中の側近と言われてきた新法王はどうだろうか。

カトリックだけでも数百万人の信者がおり、キリスト教徒は二千万人もいる中国にとって、法王の影響力だけを排除しつつバチカンとの国交を結べれば、言うこと無しだろう。逆に、国交を結ぶ国が25カ国だけの台湾にとっては、ヨーロッパで唯一国交を結ぶバチカン市国との断交は、絶対に避けたい事態だ。
これまで、バチカン側から一方的に断交した例はないそうだから、教理を重んじるベネディクト16世が思い切ったことをするとは考えにくいが、中国の足音はすぐ近くまで聞こえて来ているようだ。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-04-21 01:12 | ニュース
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