クォークは飛び散らない
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asahi.com: 宇宙の始まりはしずく? 「クオークは液体」と発表-社会


物質の基本粒子であるクォークの性質が、また一つ明らかにされた。

通常、核子(陽子、中性子)を構成しているクォークは「強い力」によって閉じ込められているが、温度を上昇させていくと、やがて飛び出す。
だが、その飛び出し方が、普通に考えられる粒子の飛び出し方とは異なることが分かったそうだ。




宇宙の始まりはしずく? 「クオークは液体」と発表
2005年04月18日23時34分

 宇宙誕生の大爆発「ビッグバン」直後に相当する超高温・高密度の状態を再現する実験をしてきた日米などの国際チームは18日、物質を形づくる究極の基本粒子クオークは超高温でバラバラになるが、気体のように自由に跳び回るのでなく、しずくのような液体状態にあったと考えられる、と発表した。理論的に予想外の発見で、宇宙や物質のなりたちを説明するシナリオに影響を与える可能性がある。

 基本粒子クオークとそれらをくっつける「のり」の役をするグルーオンという素粒子は、超高温の宇宙初期にはバラバラで存在していたが、冷えた今の宇宙では、強い力で陽子などの中に閉じこめられ、1個ずつ引き離すのは難しい。

 チームは00年から米ブルックヘブン国立研究所で、ほぼ光速で走る金のイオン同士を衝突させ、ビッグバンの数十万分の1秒後にあたる1兆度以上の「クオークとグルーオンのかたまり」を作ってきた。そこから飛び出した粒子の軌跡などを解析したところ、かたまりは、粘り気がないサラサラした液体の性質を示すことが分かった。



宇宙創成:「ビッグバン直後は液体」 「気体説」覆す
毎日新聞 2005年4月18日 22時27分

 東京大学の浜垣秀樹助教授らの研究グループは18日、約140億年前のビッグバン(大爆発)直後、宇宙は液体状態だった、と発表した。気体であると予想されていた従来の説を覆すもので、宇宙創成の解明につながる可能性もある。

 宇宙はビッグバンと共に始まったとされる。浜垣助教授らは、米国ブルックヘブン国立研究所の加速器を使い、金の原子核同士を光速に近いスピードで正面衝突させた。その衝撃で、ビッグバンから100万分の1秒後の温度約2兆度の状態を再現した。

 気体であれば、衝突によって中間子などの粒子が四方八方に飛び出る。ところが、実験では水平方向に飛び散る粒子が多かった。宇宙がラグビーボールを立てたような形で、液体でできていたと見ると理論的に合った

 液体は、中間子などを構成する基本粒子のクオークと、クオーク同士を結び付けているグルーオンが溶け合ったものだ。【去石信一】

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by kiyoaki.nemoto | 2005-04-19 13:37 | 自然科学
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