拷問と冤罪 中国
妻殺しの容疑者、妻の生存が確認されて11年ぶりに釈放 | Excite エキサイト

アルゼンチンで殺人の被害者(のはず)の男がひょっこり戻ってきたことから、冤罪が発覚した事件を紹介したばかりだが、中国でも全くの冤罪事件が発覚。
しかも、中国の裁判制度や拷問と言った問題が改めて注目を浴びている。
中国で、冤罪や取り調べでの拷問と言った法の問題をマスコミが取り上げるのは異例のことだ。

中国日報によれば、シィー・シャンリンさんの妻、チャン・ザイユさんは、1994年に家庭内で揉め事があったあとに姿を消した。地元の貯水池で女性の遺骸が発見され、シィーさんは殺人容疑で拘留された。

遺骸は腐乱しており、身元を特定することは不可能だったが、地方裁判所は湖北地方出身で元非常勤の警察官のシィーさんに、殺人の有罪判決と終身刑を言い渡した。地裁は後に、終身刑を懲役15年に減刑した。
しかし、彼の妻は生きていた。しかも、別の男性と結婚していたのだ。妻が失踪した直後に誰かの死体が見つかるという偶然が重ならなければ、彼も囚われることはなかっただろう。

誤判とはいえ、彼は拘留中に様々な暴力を受けたことが明らかだという。また、裁判の証拠となる自白も、記憶がないとしている。
中国の司法の不備がこれほど明るみにメディアに出るのは希だが、彼への補償と共に、司法改革が進めばと願う。

関連:【「被害者」元気で、「殺人犯」釈放 アルゼンチン

[P.S.]
シィーさんは5月11日、当局に対し437万元(約5637万円)の慰謝料を求め提訴したとサウスチャイナ・モーニング・ポストが伝えた。

[P.S.]
5月28日に伝えられたところによると、シィーさんを逮捕したパン捜査官が自白強要や拷問の有無について取り調べを受けていたが、抗議の自殺をしたらしい。

水曜日にパン捜査官は、自分の血液を使って無実を訴える言葉を墓石に書いて、墓地の木に首を吊って自殺したと金曜日に地元メディアが伝えた。

シィーさん事件についてのマスコミの報道は広範囲に広がり、海外の人権擁護団体からは、中国では日常的に行われていると指摘される警察の残忍な行為と自白強要は、当局に圧力をかけた。

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by kiyoaki.nemoto | 2005-04-05 13:09 | ニュース
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