刑務所の存在目的とは
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日本で囚人がファッショナブルに大変身? | Excite エキサイト : ニュース

YOMIURI ON-LINEに『受刑者更生意欲アップへ塀の中も「衣替え」』という記事が掲載されていた。更に、これはロイター通信によって世界中へ発信され、Exciteニュース『日本で囚人がファッショナブルに大変身?』では日本語ニュースとして逆輸入されていた。


オリジナルの記事を読んでみると、色彩心理の専門家による刑務所の改善点が指摘されたことに従った措置だと書いてある。いわく、刑務所内の衣服や布団のデザインは「潤いに欠ける」「攻撃心を誘発する」などと厳しい指摘を受けたためだ。
法務省のコメントを読むまでもなく、刑務所が犯罪者を懲らしめるためだけの施設ではなく、更生をも目的としていることを思い出させてくれる指摘だった。
確かに、刑務所から社会に出てきた人間が、以前より凶暴になって出てくるのは困ることだ。それでなくとも犯罪の再犯傾向を内在する人物はいるだろうに、刑務所がその傾向を助長しては、間違いである。
心理的影響というものは、一見すれば些細なことであろうが、特に長期間接すれば個人の性格にも影響することが考えられよう。

このように、見直されにくそうな刑務所内部のデザインにまで法務省が目を向けるというのは、日本各地の収容所が満杯状態であることや、国内の凶悪犯罪増加に対応する狙いがあるのではないかと思う。犯罪件数を減らし、再犯も少なくしなければ国内不安が減少しない。

何も刑務所に限った話ではない。ぎすぎすした人々の心理を和らげるための工夫は、様々なところにあってよさそうだ。病院内では白一色だったナースの白衣や壁の色をピンクに変えたところもある。
このニュースを読んで「収容所に潤いなんて不要だ!」と思った人も、心の潤いが足りなさそうだ。壁紙をピンクに変えてみる必要があるかも知れない。

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by kiyoaki.nemoto | 2005-04-03 14:05 | 街角
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