少子化対策 打つ手はあるのか
出生が4年連続最少を更新 少子高齢化政府予想上回る
asahi.com:幼い子をもつ母、都市部ほど就業難しく 女性労働白書
<働く女性>「M字」改善…要因は未婚増 厚労省

女性労働白書が発表された。幼い子どものいる世帯で母親が働いている割合が低いそうで、少子化が加速している。政府の予測が甘いなどという問題はさておき、少子化はずいぶん前から騒がれているのに、改善するどころか、悪化の一途だ。目先の問題としてとらえられていないせいか、構造問題としての危機感が薄いのだろう。

大きな原因は経済的な問題の影響で、ブログ「◆木偶の妄言◆」の記事『睡眠不足がもたらす少子化』では長時間労働がもたらす弊害としての少子化を指摘しているし、別のブログ『"Za behabiah ab za telebijon izu su toreinji."』の記事「出産費用40万、国が支給…同友会が少子化対策提言」その他多くの記事が、親の経済的な問題が出産・子育ての生涯になっていると指摘する。
c0026624_22532184.jpgまた、近年顕著だが、女性が出産すると職場復帰しにくいという社会が、「出産か就職か」の選択を女性に迫り、出産をあきらめさせているという事情もある。

これらの問題は互いに絡み合ってはいるが、手を付けるとしたら、長時間労働の解消が一番効果的だろう。古くから言われていながら一向に実現されないワークシェアリングの導入が進めば、長時間労働が無くなり、男性も育児休暇を取れるようになり、雇用問題も解決に向かう。オランダなどで効果を上げている方法だ。
唯一困るのが賃金の低下だ。ワークシェアでは平均賃金の低下は避けられない。
政府は、雇用のコストである雇用保険、労働者災害補償保険などを押さえると同時に、低所得でも暮らしやすい社会を作るため、総合的な対策を検討する必要があろう。
人件費の低下は政府の目指す改革の当然の帰結である。
「改革の痛み」を担っているのは今や、収益改善した企業ではなく、労働者だ。
労働者の生活にもっと目配りをするべきだ。

参考:【不況と少子化
関連:【サラリーマンは辛いよ
[PR]
by kiyoaki.nemoto | 2005-03-28 22:41 | ニュース
<< 生きる意欲は苦痛から/鞭打ち療... Top リーマン、また大儲け…ライブド... >>