非正社員の待遇格差 韓国
Chosunilbo (Japanese Edition) : Daily News in Japanese About Korea

平成大不況以来、リストラを進めてきた日本企業。正社員を派遣社員やパートに置き換えてきたこと等により、ここに来て企業収益が回復する企業も目立つようになってきた。だが、抑制された人件費は消費拡大に結びつかないなど、問題も残されている。

IMF管理下に置かれたこともあるお隣、韓国でも、経済危機を脱する過程で、多くの非正社員が生まれたらしい。今や、全労働者の4割から6割が非正社員という統計もある。これら非正社員の賃金は正社員の6割程度に過ぎず、政府も賃金格差解消に乗り出している。

しかし、韓国の非正社員の待遇差別は賃金に留まらないようだ。

500万人非正社員の叫び「人間らしく働きたい」】の記事を読むと、賃金から福利厚生まで、職場内ではまるで身分制度が存在するかのような様々な差別があるようだ。食事の場所や献立、シャワールームの設備から、バスの利用まで。職場を出ても、差別は存在するという。
非正社員のパク某(27)さんは「正社員になるまで結婚しない」と話した。インターネットでチャットをした時、ショックを受けたためだという。「現代自動車に通っていると伝えると、女性たちが関心を見せた。しかし非正社員だと言うと(相手が)チャットルームから出て行ってしまったことが1度や2度ではない。あの恥ずかしさは今でも忘れられない」
なんとも現金な女性達だが、この男性の嘆きは共感できる。
非正社員の雇用満足度は26%に過ぎず、非正社員の39%は「満足のいく就職先がないため、臨時の職」と考えているそうだ。非正社員数が増加しているのだから、今後も正社員になれる確率は低くなっていく訳で、転職によって問題解決を図るのではなく、現状の職場を改革することが大事なのだろう。政府の介在する余地は多そうだ。

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by kiyoaki.nemoto | 2005-03-24 01:22 | 街角
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