江沢民前総書記、政界を去る
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中国の江沢民・前国家主席(78)の完全引退が決まった8日の全人代。第1議題だった江氏の国家中央軍事委員会主席辞任の承認採決はあっという間に終わった。午前9時に開会し、新華社が「辞任了承」の一報を流したのは4分49秒後。押しボタン方式の採決とはいえ早かった。
江沢民氏は天安門事件で失脚した趙紫陽総書記の後継に鄧小平氏が選んだ指導者だった。上海市長時代に鄧小平に見いだされ、中国共産党の中央へ上り詰めた人物だ。
江沢民氏が党総書記と国家主席という中国の「表の顔」になってからも、最高権力者の鄧小平氏は軍事委員会主席の座を押さえ、事実上の院政を敷いていた。そのため、江沢民氏の軍への影響力はさして高まらなかったと思われる。

c0026624_012524.jpg江沢民時代は事実上、鄧小平時代の延長であり、高い経済成長率を背景に軍の近代化も図ってきたが、この時代は地方と都市の格差が開いた時代でもあった。
また、江沢民時代に半日キャンペーン教育が始まり、こうした教育を受けた中国の若者層が成人した今日、サッカーのワールドカップにおける観客の暴徒化等の問題も噴出した。
こうした行き詰まりを迎える中にあって、江沢民氏自身の権威もさして高まることは無かった。

若い指導者・胡錦涛氏が期待されている面もあろうが、中国国内ではむしろ脱・江沢民体制を急いでいるという雰囲気が強い。
2桁台近い経済成長が続く中国は21世紀の経済大国になると確実視されており、中台問題の解決や人民元の対ドルレート固定相場から変動相場制への移行、第3世界における資源の調達問題など、政府の強いリーダーシップを必要としている。
胡錦涛体制が党内の後押しを受けて改革を正しく方向付けられるようになるかどうかは、国内外が共に注目しているポイントだろう。
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by kiyoaki.nemoto | 2005-03-08 23:18 | ニュース
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